Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2017/12/21

2010年5月アムステルダムで朗読するクッツェー

10年ほど前に友人からすすめられて始めたこのブログだが、今日ほど、これは便利と思ったことはなかった。自分でも忘れている情報が、キーワードを入れるととすぐに見つかる。ググっても簡単に出てこないリンク先や、写真、記事の要約、あるいはそれがいつごろの出来事だったか、といった情報への手がかりがしっかり残っているのだ。
 何冊ファイルがあっても、さて、どこに入れたか、ぱらぱらとやっているうちに見逃したり、異なるファイルを探していたり、情報量が増えるにつれて記憶があやふやになったり、書いた自分が忘れているようなことも、ブログで探すと手がかりが見つかる。これは本当に助かる。



 たとえば、今日さがしていた情報のひとつはこれ↑。2010年にJMクッツェーが70歳になったとき、アムステルダムで開かれたイベントでなにが朗読されたか? クッツェーはこのイベントで二つの朗読をしたのだが、その動画はアムステルダムの開催地のサイトからは消えた。でもひとつだけ、ここで見ることができる。(2016年1月にもこのブログにアップされていた!😅)
 クッツェーはここでオランダ語で謝辞を述べ、それから2009年9月に出た『サマータイム』から「マルゴ」の章を朗読している。

 もうひとつの朗読は、エリザベス・コステロが出てくる短編で(こっちが本命!)、まだ活字になっていない。この短編の朗読は翌年2011年1月のジャイプールの動画があるにはあるが、音質が悪すぎてよく聞き取れないし、楽しめない。そのうちどこかに出るといいのだけれど──!