Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2015/08/02

色鮮やかな芋の面々

今日のクレーはちょっとお休みして、お芋の話です。

 先日、といっても一ヶ月以上前になるけれど、ペルー料理のお店で、とても美味しいお芋の料理を食べました。ほろほろ、とは違う、かっちりと身の締まった黄緑色のお芋でした。
 聞くところによると、アンデス地方原産のこの野菜、というか、芋ね、ものすごくたくさん種類があって、日本で食べているジャガイモなどはそのほんの一例にすぎない。

上の写真、うっとり見てしまいます。色の鮮やかさといい、形状の豊富さといい、どうだとばかりの種類ですね。これまた新大陸から旧大陸ヨーロッパへ渡った食べ物の典型みたいな話になりますが、芋が大西洋を渡らなければ、アイルランドのあの飢餓だって考えられなかったわけです。
 思えば、トマトだってイタリアには元はなかった。アフリカ人が「伝統料理」と誇るヤムイモだって、キャッサバだって、南アメリカ大陸から渡ったものなんだよね。


 というわけで、俄然、芋づいたわたしは、今夜は──いやいや今夜もまた──芋料理。ポテトサラダを作りました。大ぶりのジャガイモを4つ、皮を剥いてざく切りにしてブイヨンで煮て、それを木べらで崩しながらドレッシングを混ぜ、別に煮ておいた人参と、きゅうりの薄切りをマヨネーズで混ぜ合わせてできあがり! たっぷり作ったので少し娘たちにお裾わけ。

 夏バテ防止には、芋!