Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2015/06/01

アディーチェがウェズリー大学の卒業式でスピーチ

マサチューセッツ州にある名門大学、ウェズリー大学の今年の卒業式典でスピーチするチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ。あいかわらず、にこやかな笑顔で、ばっちり言いたいことを伝えるチママンダ。人はこの世にいる時間は限られているんだから、自分を沈黙させずに、言いたいことは言おう、と若い人たちに呼びかける姿は小気味よい。最後のところで、女性が人から好かれることばかり気にするのやもうやめよう、と呼びかける。ジョークやさわやかな皮肉をきかせたスピーチです。



All over the world, girls are raised to be make themselves likeable, to twist themselves into shapes that suit other people.

Please do not twist yourself into shapes to please. Don’t do it. If someone likes that version of you, that version of you that is false and holds back, then they actually just like that twisted shape, and not you. And the world is such a gloriously multifaceted, diverse place that there are people in the world who will like you, the real you, as you are.

世界はすばらしく多様性にみちた、さまざまな層をもった場所で、あなたを好きになる人がきっと誰かいます、だから自分をねじまげて型にはめる必要はないのです。

このスピーチの文字テクスト全文はこちらで読めます

************
付記:2015年5月31日付のニューヨークタイムズのオピニオン欄にアディーチェが記事を書いています。先日、誘拐され、無事に解放された父上のことについて。アディーチェがちょうどニューヨークでPEN大会のキュレーターをしていた最中のことでした。

こちらです。