Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2014/10/01

つんのめるようなエンプティネス──「水牛のように」10月号

日中は暑いくらいの陽射しで、秋晴れの日がつづいたのは昨日までで、今朝は曇り、そしていまは雨が降っています。10月になりました。
「水牛のように」に今月も文を寄せました。タイトルは:

 つんのめるようなエンプティネス

中身は読んでのお楽しみ!

 10月から福島第一原発1号機の被いが撤去される、というニュースが流れています。つまり東京、神奈川近辺にも細かい粉塵がまた流れてくる可能性が高いということです。マスクを買い置きして、風の強い日はしっかり防御、洗濯物もできれば室内に干すほうが賢明かもしれません。とくに小さな子供の衣服などは・・・。

 それにしても、正確なニュースが流れなくなり、みんな少しずつ疲れてきて、気にするほうが病みそうだ、という気分が広がっているのでしょうか。でも、こんもりとしたキンモクセイの樹木からはずいぶん遠くまで香りが漂ってきます。なぜかそういう、植物や動物たちに励まされる秋。人間だって生き物のはしくれですから、愚かしい生き物に成り果ててはいるけれど、なんとか他の生き物にあたえるダメージを最小限に食い止めながら、ささやかに生き延びる手だてを打ちたいもの。

 香港からも、台湾からも、若い人たちのまっすぐなメッセージが届けられ、それに唱和する中国本土の若者たちの映像も facebook や twitter に流れてきて、励まされることしきりです。
 愚かしくも恥知らずな、この土地の為政者たちの姿に力萎えてばかりもいられません! 受け取られたメッセージには、いつだって、応答しつづけなければならないのですから。

 ひさびさにブログの背景画像や色遣いなどを変えました。背景の写真は、3年前にケープタウンへ旅したときに、内陸部へ向かった道中で撮影したブッシュのなかの羊です。
 なぜか、やり方を忘れてしまって、ブログタイトルの位置が中央にならない。あれ? ん? 誰か教えて!