Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2013/07/16

希望の岬をまわって──Doubling the Point


まるで絵はがきみたいな写真だ、とわれながら思う。でも、空気が乾いているケープタウンではどこで撮っても、ど素人のわたしが撮っても、こんなふうになる。深い緑色の海を絶壁の上からのぞき込むと、ここをまわってインド洋へ出ることがヨーロッパ人のオブセッションであった時代について考えてしまった。