Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2012/09/13

マイルス・デイヴィスとジャンヌ・モロー

わたしが8歳のときのフランス映画で流れたメロディー、だそうだ。



8歳のとき、つまり小学3年生のとき、ようやく村から町になった北海道の田舎で、こんな音楽がこの世にあることさえ想像できなかったはず。
 10年後、東京に出てきてから通ったジャズ喫茶で、たしかにときどき耳にした音楽である。である。であった。そうだったかな?
 
 あのころジャンヌ・モローといえば「Jules et Jim」(日本では「突然炎のごとく」という、どこから考え出したか! と驚くタイトルだったナ)と「マドモワゼル」だったからなあ。
 いまさらながら、「死刑台のエレベーター」という固有名詞は、わたしにとってはどこまでも音楽であり、映画ではなかったことを認識した。妙な気分だ。
 それにしても、美しい! ジャンヌ・モロー。