Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2011/09/25

クッツェーとオースターの往復書簡集がそのうち

2011年9月22日にカナダのキングストンで開かれた文学祭で、J.M.クッツェーがポール・オースターといっしょにステージにのぼり、それぞれ現在書いている作品から読みあげ、さらに相互に出し合った手紙を読んだようです。

 面白い試みですねえ。手紙はたんに用件を伝えるだけではなく、作家の手になるエッセイのようで、それを耳から聞くのはさぞや刺激的な体験だったでしょう。


 クッツェーとオースターが知り合ったのは、オースターが編集を担当したサミュエル・ベケットのシリーズ「The Grove Centenial Edition」(2006)の第4巻に、クッツェーが「まえがき」を書いたことがそもそものはじまり。2006年といえばクッツェーが初来日した年です。

 いずれその手紙は書籍になるというのですから、これまた楽しみですねえ。クッツェーとオースターの往復書簡集なんて、ベケットファン、クッツェーファン、オースターファン、みんながわくわくしそう!

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これは、現場にいたカナダの作家、Susan Olding 氏のブログから得た情報です。詳しくは直接そちらへ!
http://susanolding.com/site/kingston-writersfest-auster-and-coetzee/