Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2011/05/19

リッチモンドで「J・M・クッツェー祭り」

クッツェーの「マイケル・K」みたいに、地図のどこにもない場所へ行って、ひそかに、ひそかに土地を耕して、必要な量だけ水を汲みあげて、その土地からえられたものだけを食べて生きていけたらいいなあ〜〜。

 ベランダにあらためて据えたちっぽけなプランターに、紫蘇の苗を植えながら、風車のまわるグレイトカルーを夢想する毎日。

 こんな催しもあります。南アフリカのノーザンケープ州リッチモンドで、5月27日、28日に開かれる文学祭の開催者は石油採掘に反対する人たち。
 クッツェーの「Disgrace/恥辱」の名にあやかり、開催地リッチモンドを Disgraceland と呼んで文学祭を開く。世界の耳目を集めるためでしょう。クッツェーは参加しないけれど、彼の作品についてさまざまに、名だたる作家が発表する催し。1994年に新生南アフリカが誕生したときの新憲法を起草した人物、かのアルビー・サックスも馳せ参じたい、といっているとか。

 こんな形もありなんだ、と思わせるアイデアです。

the Karoo town of Richmond will transform into “Disgraceland” to celebrate the first ever JM Coetzee literary festival in South Africa