Elizabeth Costello : I believe in what does not bother to believe in me.──J. M. Coetzee

2009/01/03

お正月は静かに詩を読んですごすはずが…

お正月は静かに詩を読んですごしたい、と思っていた矢先に、暮れの27日からガザ空爆が始まり、数年前にイスラエル人ジャーナリスト、アミラ・ハスの本を訳したこともあって、彼女の記事を急きょ訳してブログに掲載する作業に追われました。

 1954年生まれのハスは、占領下のパレスチナに住んでイスラエルの新聞「ハアレツ紙」に記事を書いてきた気骨のあるジャーナリストです。今日も爆撃は続いています。国際社会が有効な手を打てないまま、死者は410人を超えました。

 そんななか、テルアビヴの詩人たちがガザ爆撃に抗議して、詩の朗読会を開いた、という記事が今日のフラッシュに流れました。以下の文章をそっくりコピー&ペーストしてGoogle検索すると出てきます。

Group of Tel Aviv poets hold poetry-reading vigil protesting Gaza operation (Haaretz)

 イスラエル人の8割が政府を支持するという調査もあるなか、この詩人たちは、良心的兵役拒否者などとともに、残り2割に入る人たちと考えていいのでしょう。

 日本は平和でいい、と単純にいえるとはとても思えない今日このごろですが、いつも「世界のなかの日本の位置」を考えていたいと思います。
 詩については、なお。